簡易・自由電子テスター

                         西 村 寿 雄
 
 仮説実験授業授業書「自由電子が見えたなら」では,簡単な回路テスター
を使って,ものの通電の可否(自由電子のあるなし)を調べていきます。そこで
は,ふつう授業ではブザーのついた豆電球テスターが使われます。
 教師実験のみで終わる場合は,これで十分なのですが,こうした回路テスタ
ーを子どもたち自身が持つことができれば,さらに興味を持つものと思います。
 そこで,子どもにも安価でできるセットとして下記組み合わせてみました。
 
◆材料              (いずれも大阪・日本橋価格)
・電池ボックス  単三二つ入るホルダー  50円
     よく使われるカセットケースは40円で手に入りますが,手に持ちや
     すいものとしてこれを選びました。
赤,黒のリード線が着いているので便利。
 ・発光ダイオード  赤 定格電圧2V  10円
     大きさ,色も様々ありますが,一番安いのを選びました。発光ダイオ
     ードには+,−があります。
 ・抵抗 10オーム  10円
     新しい電池を入れる場合を考慮して,ダイオード保護のため抵抗を使う
     ことにしました。
 ・リード線 約7cmほど 2本
      (白黒,赤白等電線を利用)
                     以上合計70円少々です
          部品

◆結線・配線(下図参照)
  要は直列になるようにつなげばいいです。子どもたちにさせる場合は,電池
  ボックス裏側にセロテープ,両面テープ等ではるとできます。
        
◆完成品
下は教師用として半田付けした完成品です。   
      

     
    

    下は,小学生向き(セロテープで固定接続したもの)

            

                                           2006.1.15 修正

                     「研究」